(三重県四日市市) 更新:2019年9月(20)
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中山寺のモッコク
環境省巨樹巨木林DBによれば、幹周/3. 60m、樹高/13m。 本堂と庫裏をつなぐ廊下の裏手にあります。
中山寺のモッコク
宮誠而氏の測定では、幹周/3. 84m、樹高/15m。日本一のモッコクの巨樹とされています。
中山寺のモッコク
モッコクの樹肌は椿のようにすべっとしています。
中山寺のモッコク
モッコクの全景
中山寺のモッコク
モッコクの後ろは本堂と庫裏をつなぐ廊下。
中山寺本堂 中山寺本堂
名称 : 中山寺のモッコク
所在地 :  三重県四日市市南小松町1589 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2019/6/13 中山寺マップ
指定 : 四日市市指定天然記念物 (H26年8月5日指定)
アクセス : 【車】国道1号「采女南」交差点を北に650m、左折し100m。駐車場がないので、左折手前の公民館に駐めました。
「中山寺のモッコク」は本堂裏の庭の中、本堂と庫裏をつなぐ廊下に接するように立っています。最近になりようやく四日市市の天然記念物に指定されましたが、まだその表示はありませんでした。
 モッコクは暖地に分布する常緑高木で、樹形が良く、葉が枝先に輪生状について見栄えが良いので庭木として珍重されています。6月から7月頃に白色の小さな花を下向きにつけますが、雄性花をつける株と両性花をつける株とがありますが、この「中山寺のモッコク」は両性花をつける株です。
 モッコクは大樹になりにくく、このモッコクのように幹周3mを越えるものにはめったにお目にかかれないようで、宮誠而氏の著書「日本一の巨木図鑑」では日本一のモッコクの巨樹として紹介されています。
 中山寺(ちゅうざんじ)は寛正2年(1461年)、真宗高田派中興の祖といわれる真慧(しんね)上人の創建になるという由緒ある寺院です。寛正5年(1464年)法難により炎上しましたが、真慧上人の高弟・慶林によって、天文15年(1546年)に現在地に再興されています。モッコクはそのときに植えられたといわれていることから、樹齢450年以上になるという古木です。
(HP管理者)

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No.1955