(和歌山県有田市) 更新:2013年5月(2)
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糸我稲荷神社楠の大木
環境省巨樹巨木林DBによれば、幹周/5. 40m、樹高/25m、樹齢/500年以上。
糸我稲荷神社楠の大木
熊野古道に面しており、かっての熊野詣でに関連し「みぬさの楠」とも呼ばれます。
糸我稲荷神社楠の大木(2)
境内の南東隅にある大楠。
糸我稲荷神社楠の大木(3)
境内の北東隅にある大楠。根元に大きな瘤があります。
糸我稲荷神社楠の大木(2)  糸我稲荷神社楠の大木(3)
糸我稲荷神社 糸我稲荷神社境内
くまの古道歴史民俗資料館 神社に隣接する「くまの古道歴史資料館」 
糸我稲荷神社楠の大木説明板 説明板
名称 : 糸我稲荷神社楠の大木
所在地 : 和歌山県有田市糸我町中番329 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2013/3/23 糸我稲荷神社マップ
指定 : 有田市指定天然記念物 (平成5年2月19日指定)
アクセス : JR紀勢本線・紀伊宮原駅から南東に約1.8km、徒歩約30分。 【車】阪和道・有田ICから1.1km、「明王寺南」を左折し国道42号を2.2km、左折し300m。
糸我稲荷神社は熊野古道に沿ってあり、大楠は神社の境内の四隅に明治13年まではあったとされます。現在は北西部を除く3本が現存します。
 文化7年(1810年)、当時の神官・林周防が寺社奉行に報告した「糸鹿社由緒」によれば、糸我社の創建は「37代孝徳天皇白雉3年(652年)壬子の春、社地を正南森に移し、糸鹿社と申す」とあり、伏見稲荷神社の和銅年間の創建より約60年も前に遡ることから糸我稲荷神社を「本朝最初稲荷神社」としています。御祭神は倉稲魂神、土御祖神大姫神です。
 この大楠は又、中世、上皇方が熊野参詣の折、奉幣(神に奉献するもの)を納めたところを「みぬさの丘」と称し、この大楠を「みぬさの楠」と呼んだそうです。
 神社の西隣には「くまの古道歴史資料館」(入館無料)があります。撮影の間をぬってちょっと見せていただきました。
(HP管理者)

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