(滋賀県高島市)  更新:2009年4月(10)
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森神社のタブノキ
ネットの「淡海の巨木資料館」によれば、幹周/5. 9m、樹高/25m、樹齢/伝承1200年。
森神社のタブノキ
本殿後方にある御神木のタブノキ。主幹は途中で折れています。
森神社のケヤキ 森神社のタブノキ
拝殿横のケヤキの巨木。幹周/4. 0m、樹高/20m。 御神木のタブノキ。主幹が折れているのがわかります。
森神社のタブノキ説明板
名称 : 森神社のタブノキ
所在地 : 滋賀県高島市新旭町旭1156 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2006/10/28 森神社マップ
指定 : なし
アクセス : JR湖西線・新旭駅で下車し北東に徒歩約15分。
ちょうどT字路に位置しており、森神社の名前のように樹木が多い神社です。南北朝の時代・至徳2年(1385年)に大和国から勧請され、以来道祖神として崇敬された神社でしたが、明治元年に現在の名前に改めたとのこと。
 タブノキは樹肌は苔でおおわれ、古色蒼然と云ったところですが、拝殿横のケヤキも樹の表面がごつごつして、いかにも古木といった雰囲気です。タブノキの前にある立て札の説明板では、次のように書かれています。
 近くの針江地区には「針江日吉神社のタブノキ」があります。針江は湧水の里として最近有名になってきました。
森神社のタブノキ(ダモノキ)(森)
 このタブノキは、暖地性植物で温帯性殖物が多く見られるこのあたりでは大変珍しく貴重な存在と考えられています。幹周り五.九メートルのこの巨木は推定樹齢千二百年(奈良時代末期)と云われています。延長五年(九二七)の「延喜式神名帳」では「森(大寸)神社」の名前が記されています。また明治廿八年(一八九五)の「古社取調書」の中に「森神社境内には常緑樹が生い茂り老樹はどれもが周囲二丈(六メートル)に及ぶ」とあり、古くからの神社であったと想像できます。現在巨木のタブノキは神木として崇められ、また新旭町の銘木の一つに数えられています。「滋賀の銘木誌」参照
新旭町教育委員会
2007年にテレビで放映された「NHK 映像詩 里山II・命めぐる水辺」は、森神社のすぐそば、高島市針江地区の水辺を扱ったテレビ作品で、日本の原風景を写してとても素晴らしい作品でした。
 また、2009年6月7日(日)TV朝日系で放送された「素敵な宇宙船地球号・日本こころの百景」でも、針江地区で昔から受け継がれてきた自然の営みによる水の浄化方法が紹介されました。「針江の生水(しょうず)」は、環境省の「平成の名水百選」にも選ばれました。   (HP管理者)
 

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(清凉寺のタブノキ) 〈鹿苑寺のイチイガシ〉
     
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No.228