(滋賀県米原市) 更新:2018年9月(9)
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福田寺の蓮如松
【蓮如松】 蓮如上人お手植えの松と伝わります。福田寺本堂の前にあります。幹周不明。
福田寺の蓮如松
樹高は2m程で、左右に枝が長く伸びた蓮如松と本堂。左後方にイチョウの木が見えます。
福田寺の蓮如松
屋根の覆いが付いているのが枯れた松の根元部分のようです。
福田寺の蓮如松
蓮如松と境内。
福田寺のイチョウ
【福田寺のイチョウ】 環境省巨樹巨木林DBには登録なし。 幹周実測値/5. 11m、樹高/約20m(目視)。
福田寺のイチョウ
【福田寺のイチョウ】 本堂の左横に立つイチョウ。
福田寺のイチョウ
【福田寺のイチョウ】 まだ若い木なのかイチョウの古木によくある「乳」(気根)はありません。
福田寺由緒
福田寺由緒書き
福田寺本堂と塀 福田寺の本堂とその前の目隠塀。
名称 : 福田寺の蓮如松とイチョウ
所在地 : 滋賀県米原市長沢1049 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2018/6/1 福田寺マップ
指定 : 指定なし
アクセス : JR北陸本線・田村駅から南に800m、徒歩15分。 【車】北陸道・米原ICから国道21号を西に2.1km、「西円寺」を右折し国道8号を1.6km、「顔戸」を左折し県道243号を500m、「宇賀野」を右折し県道556号を1.5km、左折し200m。駐車場あり。
福田寺(ふくでんじ)は浄土真宗本願寺派の寺院で、本尊は阿弥陀如来です。長沢御坊とも称されます。山門を入ると本堂の前には目隠塀がありますが、これは直接本堂が見えないようにしたもので、京都市の西本願寺の御影堂にも同じような目隠塀があります。
 福田寺は元は布施町薗原(そのはら)の地に湖北の豪族・息長布施王(おきながふせおう)が施主となり、白鳳12年(684年)に建立したのが起源といいます。
 その後住職・本着坊善顕(ぜんけん)が法相宗から浄土真宗に転向し、延元4年(1339年)布施にあった堂塔全部を長沢の地に移し、寺名も福田寺に改めました。また寺伝によれば、蓮如上人が延徳年間(1489~92)の3年間、福田寺に滞在されたそうです。
 また戦国時代には、時の住職だった覚如が、真宗を守るために福田寺門徒4500人余と湖北十カ寺の門徒など2万数千人を率いて織田信長と戦ったことは歴史的にも有名で、その犠牲者を弔う「殉教万人塚」も境内には残されています。
 蓮如松は、蓮如上人が福田寺に滞在時にお手植えされたものと伝わります。かっての松の根元が保存されていました。現在は松自体は巨樹ではありませんが、長く伸びた枝振りが特徴になっています。イチョウは本堂の左手にあり、幹周5mを超す巨樹でした。
(HP管理者)

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