徳源院道誉桜  (滋賀県米原市 更新:2010年4月(7)
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徳源院道誉桜
幹周/2. 3m、樹高/約20m、樹齢/約300年。二代目の桜で、エゾヒガンザクラの一種で糸ざくらとも呼ばれます。
徳源院道誉桜
徳源院道誉桜
徳源院道誉桜
県重要文化財の三重塔と道誉桜の三代目。三重塔は、寛文12年(1672)年、讃岐丸亀藩主・京極高豊が建てたもの。
徳源院道誉桜 徳源院

 
(上)徳源院本堂

 (左)徳源院道誉桜
名称 : 徳源院道誉桜
所在地 : 滋賀県米原市清滝288 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2010/4/10 徳源院マップ
指定 : 米原市指定天然記念物 (H17年1月28日指定)
アクセス : JR東海道本線・柏原駅から西北に1.7km、徒歩約20分。 【車】北陸道・米原ICから国道21号を東に7.5km、「津島神社前」を左折し北に1km、左折し200m。駐車場あり。
徳源院は鎌倉時代から江戸時代にかけて、伊吹山麓に栄えた京極家歴代の菩提寺です。「道誉桜」(どうよざくら)のいわれは、鎌倉時代末期から南北朝時代にかけて北近江の豪族として権力をふるった京極高氏(佐々木道誉)が愛した桜であったことから命名されました。現在の枝垂れ桜は二代目で、三重塔の前には三代目も植えられています。
 佐々木道誉は、朝廷などの伝統的な権威を恐れず、傍若無人で驕奢(きょうしゃ)で、派手好みの振る舞いは、「ばさら」といわれた時代の風潮の代表的な人物として名をとどめています。
 「婆娑羅・バサラ」は今でも特別な響きを持った言葉として生き残っています。そういえば7・8年前の日産の車にもあった名前とか。もともとは「ばさら」は仏教の十二神将の一体で、奈良市の新薬師寺にある伐折羅大将は憤怒の表情が素晴らしく、超有名な仏像です。
 京極家は、守護大名から戦国大名、そして江戸時代は外様大名として若狭国小浜などを領し、明治維新までその系統が続きました。徳源院参道のすぐ近くには「清滝のイブキ」(県自然記念物)があります。
(HP管理者)

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