(長野県下諏訪町) 更新:2020年12月(23)
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下社秋宮のケヤキ
境内で最も目立つケヤキの巨樹で、幹周実測値/6. 30m。
ケヤキのそばには「御神湯」と書かれた手水があり、竜頭からは熱いお湯が出ています。さすが温泉地。
枝が切られているようです。
小さいですがコブもあり、なかなか立派な根元を持っています。
ちょうどケヤキの葉の紅葉がきれいでした。

秋宮一之御柱
下社秋宮の一之御柱。モミの木の巨木を使っています。社殿を囲むように四本立っています。
秋宮一之御柱 御柱説明板
一之御柱。モミの木です。 御柱(おんばしら)の説明板。
名称 : 諏訪大社下社秋宮のケヤキ
所在地 : 長野県諏訪郡下諏訪町5828 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2020/10/26 諏訪大社下社秋宮マップ
指定 : 下諏訪町指定天然記念物 (社叢 S48年6月26日指定)
アクセス : JR中央本線・下諏訪駅から北東に650m、徒歩12分。 【車】長野道・岡谷ICから下諏訪岡谷バイパスを東に700m、「今井上の原」を右折し600m、「今井」を左折し国道20号を東に4km。駐車場あり。
下社秋宮の鳥居をくぐり境内を進むと、右側に手水があります。温泉地としても有名な諏訪らしく、熱い温泉が竜頭から出ています。御神湯の奥に、大きなケヤキの巨樹があります。力強い大きな根の張り、コブもあるたくましい幹、秋宮を代表するケヤキの巨樹です。
 社殿の四隅には御柱(おんばしら)と呼ばれるモミの巨木が、白い樹肌をみせて立っています。秋宮の一之御柱は直径1m、長さ17mの樅で霧ヶ峰高原に続く東俣国有林で伐採され、数千人の氏子の奉仕によりここまで曳行されました。
 この御柱を曳行する「御柱祭」は天下の奇祭として有名で、7年毎の寅と申の年に諏訪大社の社殿の四隅に建てられます。現在の御柱は平成28年(2016年)に建てられたもので、次回の御柱祭は令和5年(2023年)に行われます。
 御柱祭の最大の山場は、人が乗ったまま急斜面を下る「木落し」と、川を渡る「川越し」です。豪壮ですが危険な面もあり、毎回のようにけが人が出ることもよく知られています。起源は不明ですが、平安時代初期という記録もあり、1200年続くお祭りです。
 この社殿の四隅に建てる御柱の祭りは諏訪大社4宮だけではなく、諏訪地方の6市町村(岡谷市・諏訪市・茅野市・下諏訪町・富士見町・原村)に点在する大小様々な神社で行われます。諏訪大社につながる神社だけでなく、氏神様から八幡社や稲荷社、各地区の産土神、道祖神、個人の屋敷神にいたるまで、それぞれに御柱が建てられます。本当に小さな祠にも御柱があるのには驚きました。
 境内や近くの巨樹、「専女の欅」、「恵比寿社のケヤキ」、「根入りの杉」、「青塚古墳のケヤキ」を紹介しています。
(HP管理者)

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No.2173