(長野県下諏訪町) 更新:2020年12月(22)
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根入りの杉
環境省巨樹巨木林DBによれば、幹周/5. 03m、樹高/35m。杉の左後方は神楽殿。
根入りの杉
根入りの杉は石柵に囲まれており、触れることはできません。
根入りの杉
神楽殿前にそびえる根入りの杉。参拝客の多くは通り過ぎます。
根入りの杉
根入りの杉を見上げると。
根入りの杉説明板 弊拝殿前の白松
根入りの杉説明板。 弊拝殿右手前の白松。
下社秋宮・神楽殿
秋宮の神楽殿
下社秋宮・弊拝殿
秋宮の弊拝殿
諏訪大社由緒
名称 : 根入りの杉
所在地 : 長野県諏訪郡下諏訪町5828 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2020/10/26 諏訪大社下社秋宮マップ
指定 : 下諏訪町指定天然記念物 (社叢 S48年6月26日指定)
アクセス : JR中央本線・下諏訪駅から北東に650m、徒歩12分。 【車】長野道・岡谷ICから下諏訪岡谷バイパスを東に700m、「今井上の原」を右折し600m、「今井」を左折し国道20号を東に4km。駐車場あり。
秋宮の鳥居を入るとまず眼に入るのがこの「根入りの杉」です。説明板によれば、「樹齢凡そ6~7百年で、丑三つ時になると枝先を下げて寝入りいびきが聞こえ子供に木の小枝を煎じて飲ませると夜泣きが止まると言われている。」とあります。御神木とされており、高い石柵に囲まれており、幹に触れることもできません。
 秋宮には春宮と同様に本殿はなく、ご神体はイチイの樹です。弊拝殿の右前には、白い木肌が美しい白松(ハクショウ)の木があります。3本出ている葉を見つけ、財布に入れておくと金運が良くなると言われています。ハクショウはマツ科マツ属の中国原産のマツで、三葉が多いそうです。
 諏訪大社は全国各地で信仰されている1万社以上にも及ぶ諏訪神社の総本社です。 信濃国一之宮として朝廷や幕府の信仰が厚く、国内でも最古級の格式高い神社です。 天下の奇祭である御柱大祭が行われる神社としても有名ですね。
  下社では諏訪神がお鎮まりになるのは春宮と秋宮で交代になっています。 春宮には2月~7月、秋宮には8月~翌年1月で、年2回遷座祭が行われます。春宮・秋宮とよばれる所以です。
 祭神は建御名方神の妃・八坂刀売神(やさかとめのかみ)。創建年代は不明ですが、『延喜式』神名帳に「南方刀美(みなみかたとみ)神社二社」とあって明神大社とされる古社です。でもなぜ二社・四宮あるのかは不明。謎の多い諏訪大社です。
 弊拝殿と神楽殿は国の重要文化財に指定されていますが、弊拝殿は春宮とよく似て豪壮そのもの。さらに神楽殿は素晴らしい建造物です。建物に目が行きがちですが、社叢の樹木にも目を向けてほしいものです。
 社叢全体が町の天然記念物に指定されています。このHPでは境内と近くにある「専女の欅」、「恵比寿社のケヤキ」、「下社秋宮のケヤキ」、「青塚古墳のケヤキ」を紹介しています。
(HP管理者)

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No.2172