(徳島県東みよし町) 更新:2008年7月(1)
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加茂の大クス
朝日をいっぱいに浴びた「加茂の大クス」。町の2007年測定データでは、幹周/16. 72m、樹高/26m、根回り/23. 35m。 枝張りは、東西52m、南北42mで樹齢は約1000年とのこと。
加茂の大クス
丸い樹冠はクスノキの巨樹の見本のようです。この美しい形が特別天然記念物に選ばれた理由のひとつ。
加茂の大クス
樹下には祠(ほこら)があります。
加茂の大クス
吉野川の河岸段丘に広がる田園の中にある独立した1本の巨樹。森のように思える程の国内有数の巨木です。
加茂の大クス 加茂の大クス
北側から見た幹部分 南側から見た幹部分。枝が切られている事が分かります。
加茂の大クス 加茂の大クス石碑
 ●(上)加茂の大クスの石碑と説明板

 (左)大クスの下をアスファルトの道が通っていて、 
    車が時折通ります。大枝に接触しないか心配。
加茂の大クス説明板
名称 : 加茂の大クス
所在地 : 徳島県三好郡東みよし町加茂1482 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2008/5/3 加茂の大クス・マップ
指定 : 国指定特別天然記念物 (S31年7月19日指定)
      新日本名木100選
アクセス : JR徳島線・阿波加茂駅 から北東へ約500m、徒歩で約15分。 【車】徳島道・吉野川サービスエリアスマートICから6.6km。駐車場あり。
連休中の朝8時に「加茂の大クス」に到着。好天に恵まれて新緑の大樟を撮影できました。いい天気ですが、朝早いので誰もいません。大クスの下のベンチで朝食を摂ってから撮影を開始しました。
 加茂の大クスは、大正15年に国の天然記念物に指定後、昭和31年には国特別天然記念物に指定されたように日本を代表する楠の巨樹です。
 かってはここに若宮神社があったそうです。太いしめ縄は地元の保存会が毎年稲わらを編み上げ、正月前に取り替えており、長さ約17m、太さ約30cm、重さは約三百キロとのこと。
 樹形といい、大きさといい、何とも文句がつけられない素晴らしい巨樹です。幹周による全国の巨樹番付では50位ぐらいですが、樹形の美しさはナンバーワンでしょう。ついつい見とれて長居をしてしましまいました。
(HP管理者)
  【国指定特別天然記念物】
 現在、特別天然記念物に指定されている植物は全国に30ヶ所あり、このHPで紹介している中には、「石徹白の大杉」、「杉の大スギ」、「宝生院のシンパク」があります。天然記念物のなかでも特に貴重で世界的にまた日本でも価値が特に高いものが指定されています。国指定天然記念物が重要文化財ならば、特別天然記念物は国宝にあたります。

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(大麻比古神社のクスノキ) (別所の大クス)
     
徳島県  クスノキ   新日本名木100選
     
No.130