極楽寺の長命杉  (徳島県鳴門市) 更新:2009年1月(8)
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極楽寺の大杉
環境省巨樹巨木林DBによれば、幹周/4. 65m、樹高/15m、樹齢/伝承1200年。「長命杉」と呼ばれています。
極楽寺の大杉
弘法大師お手植えの伝承から樹齢千二百年といわれているように、荒々しい木肌が特徴です。
極楽寺の長命杉
長命杉
極楽寺の大杉 極楽寺大師堂
(上)極楽寺・大師堂。長命杉はお堂の正面にあります。

(左)長命杉の全体写真です。杉にしてはやや背が低い。
名称 : 極楽寺の長命杉
所在地 : 徳島県鳴門市大麻町桧ダンノ上12 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2008/5/2 極楽寺マップ
指定 : 鳴門市指定天然記念物 (S42年11月9日指定)
アクセス : JR高徳線・板東駅から約2km、徒歩約30分。一番札所の霊山寺からは1.5km、約20分。 【車】高松道・板野ICから県道12号を東へ2km、県道沿い。駐車場あり。
極楽寺は四国八十八ヶ所第2番札所で、奈良時代の僧・行基(ぎょうき)の開祖と伝わります。
 本堂の左にある大杉は、「長命杉」と呼ばれていますが、由緒書きでは、「伝承によると、弘法大師が当寺で21日間の修法を終えられたのち、この木を自ら植えられて、行く末永くこの寺を守護するように祈願をこめられたという。そしてこの木の肌に触れると、その逞しい生命力の感応によって長命を保ち、天寿を全うすることができるという信仰が永く伝えられ、長命杉の名が生まれたのである。」とことです。
 長命杉には紅白の紐が結ばれており、紐を握ることで杉の霊気を受けることができるようになっています。お遍路の方が次々に紐を握り長寿を祈っておられました。杉は千年余の風雪をその木肌に刻んだかのように、荒々しい表情をしています。
 第三番金泉寺から第四番大日寺の遍路道沿いには以前に紹介した「岡の宮の大クス」があります。また第一番霊山寺の北には「大麻比古神社のクスノキ」があります。
(HP管理者)

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