(和歌山県串本町) 更新:2015年12月(20)
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有田神社の大楠
環境省巨樹巨木林DBによれば、幹周/12. 20m、樹高/20m。推定樹齢/1100年。
有田神社の大楠
幹には瘤が見られ、貫禄十分な大楠の根元です。
有田神社の大楠
小祠の後ろに大クスが控えます。小祠の左側の木はイヌマキです。
有田神社の大楠
幹には枝が折れた跡や穴や散見され、過去の台風などの影響が残ります。
有田神社の大楠
10メートルを超す我が国でも屈指の巨樹ですが、町の天然記念物に過ぎません。国指定でもよいのでは。
有田神社の大楠
着生植物も見られますが、迫力ある樹形をしていますね。
有田神社の大楠
有田神社の大楠説明板 大楠の説明板
有田神社社殿 有田神社社殿
名称 : 有田神社の大楠
所在地 : 和歌山県東牟婁郡串本町有田上165 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2015/10/18 有田神社マップ
指定 : 串本町指定天然記念物 (S63年5月27日指定)
アクセス : JR紀勢本線・有田駅から約800m、徒歩約10分。 【車】国道42号線有田交差点から北に350m、有田駅の手前を左折し北に800m。
JR紀勢本線有田駅から串本西小学校の横の細い道を北に行くと右手に有田神社の社叢が見えてきます。徒歩で橋を渡り、長屋門(鞘屋というようです)をくぐると拝殿とその右に大楠が見えます。
 神社の勧請された年代は不詳ですが、正保2年(1645年)には既に「くすのき」の前に祠が祀られていたという記録があります。祭神は、「応神天皇」(誉田別命)と「速玉男命」(はやたまおのみこと)で、江戸時代には「八幡宮」といい、有田上村と有田浦の「氏神」として崇敬されていました。
 明治の神社合祀令により、明治42年に村内の「蛭子神社」「弁天神社」「金比羅神社」「王子神社」と合祀され「有田神社」と社名変更しました。また有田神社のお祭りは、神輿(みこし)渡御と御船歌と獅子舞が織りなす古い伝統をもつ祭典です。
 大楠は樹齢1100年といわれており、神社創設よりも古いようです。大楠の側に神社を勧請したということでしょう。串本周辺といえば毎年台風の通り道となり、大変な被害が出ていますが、この大楠も平成2年9月19日の台風19号で大枝を折られるという大きな被害が出ています。海に近いのでまともに強風が当たるためでしょう。
(HP管理者)

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