(奈良県明日香村) 更新:2019年12月(20)
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呉津孫神社のムクロジ
環境省巨樹巨木林DBによれば、幹周/4. 07m、樹高/25m。 幹周実測値/4. 72m
呉津孫神社のムクロジ
素晴らしい根の張りをしています。
呉津孫神社のムクロジ
境内に登る石段の途中から写しました。
呉津孫神社のムクロジ
左に祠があり、右に手水舎とムクロジがあります。
呉津孫神社のムクロジ
ムクロジ特有の葉がよくわかります。
呉津孫神社のムクロジ 呉津孫神社のムクロジ
石段途中から写す。 石段上の社殿前から写す。
呉津孫神社社殿
小祠が二つ。右が木花咲耶姫命、左が天児屋根命を祀ります。
名称 : 呉津孫神社のムクロジ
所在地 :  奈良県高市郡明日香村栗原714 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2019/10/15 呉津孫神社マップ
指定 : 指定なし
アクセス : 【車】国道165号「小房」交差点から国道169号を南に4.3km、「飛鳥駅前」を左折し県道209号を東に250m、右折し県道210号を900m、左折し400m。手前の道路脇のスペースに駐車しました。
「呉津彦神社」と書かれた扁額が掲げられた鳥居をくぐり石段を登ると社殿前の広場に出ます。ムクロジは石段から境内広場に出る右手前にそびえています。大きな根の張りが特徴で、大きな空洞や損傷がないムクロジの巨樹です。
 全国的に見ても実測値4.72mは10位以内に入ろうかという巨樹でしょう。ちなみに全国一のムクロジの巨樹は、京都府京丹後市の「大成八幡神社のムクロジ」で、私の実測値では5.10mでした。
 呉津孫神社の創建年代は不詳ですが、延喜式神名帳の大和国高市郡「呉津孫神社」に比定されています。拝殿はなく、一段高い場所に二つの祠があります。御祭神として木花咲耶姫命・天児屋根命を祀りますが、本来は呉人の祖神を祀る神社であったのですが、いつの頃からか現在の二神を祀るようになったとみられます。本来の祭神であるべき呉津孫神は、社壇に近い摂社の鎮守社として祀られているそうです。
 「栗原」という地名は、古事記に、「雄略天皇の頃、呉人が渡来し、居住した地を呉原と呼ぶ」、という記述があるので、それが訛(なま)ったと思われます。何しろ飛鳥のど真ん中ですから、この神社にも古代のロマンがたっぷり。近くには高松塚古墳やキトラ古墳があります。
 「アスカノロマン」といえばそんな名前の競走馬がいましたね。JRAの重賞・平安ステークスを勝った強いダート馬でしたね。競馬も大好きですが、全然当たらないから馬券は買わないけれど。
(HP管理者)

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No.2015