(京都市北区) 更新:2012年7月(7)
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大田神社のカキツバタ群落
大田神社の境内にある国指定天然記念物「大田ノ沢のかきつばた群落」のカキツバタの花。
大田神社のカキツバタ群落
大田神社のカキツバタの全景。池の中央に島と木立があり、周囲をカキツバタが取り囲んでいます。
大田神社のカキツバタ群落
大田神社のカキツバタ群落
花菖蒲のように色とりどりとはいきませんが、緑の葉っぱに紫一色の花も美しい。
大田神社社殿 大田神社の拝殿と本殿。
大田神社参道 大田神社の参道入口。右がカキツバタ群落。
大田ノ沢ノカキツバタ群落・石碑 天然記念物指定の石碑
大田神社のカキツバタ群落・説明板 説明板。藤原俊成の和歌の説明も付けられています。(拡大
深泥池の白花カキツバタ
近くにある国指定天然記念物「深泥池生物群集」と池畔に咲く「白花カキツバタ」。
名称 : 大田ノ沢のカキツバタ群落
大田神社の所在地 : 京都市北区上賀茂本山340 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2012/5/13 大田神社マップ
指定 : 国指定天然記念物 (S14年1月9日指定)
アクセス : 京都市バスで「上賀茂神社前」下車、東に徒歩約10分。
大田神社は西に500mほどの所にある世界遺産に指定されている上賀茂神社の境外摂社です。しかし、その起源は上賀茂神社よりも古く、上賀茂では最古の神社といわれています。平安時代後期の保安元年(1120年)には鳥羽天皇が大田神社に来宮され、それ以来天皇家や貴族の信仰を厚く受けています。本殿には、神話の中で天の岩戸の前で踊ったとされる天鈿女命(あめのうずめのみこと)が祀られています。
 カキツバタの咲く大田ノ沢は1000年以上もの昔からある自然の沢で、古代の京都が湖だった面影を残す泥炭地の一つとして、その貴重さゆえに昭和14年に国の天然記念物に指定されました。ここから東方500mほどの所にある、同じく国の天然記念物の深泥池(みどろがいけ)とはかってはつながっていたそうです。この後に訪れた深泥池には「白花カキツバタ」(写真上)が咲いていました。
 平安時代の歌人・藤原俊成(ふじわらの としなり)も大田神社のかきつばたを歌に詠んでいます。

「神山や大田ノ沢のかきつばた ふかきたのみは 色に見ゆらむ」

大田ノ沢のカキツバタは平安時代から有名だったのですね。藤木社のクスノキ、上賀茂神社の御所桜・斎王桜もすぐです。
(HP管理者)

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(道成寺の槙柏) (山王宮日吉神社の椎の木)
     
京都府  カキツバタ   新日本名木100選
     
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