(京都市左京区) 更新:2015年5月(17)
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福禄寿
【福禄寿】(ふくろくじゅ) 荒川堤由来のサトザクラで、花弁は捩(ねじ)れています。がく裂片は全縁に。
関山
【関山】(かんざん) 荒川堤に栽培された品種で、関山とも呼びます。「麒麟」に似ています。
琴平
【琴平】(ことひら) 花は八重咲きで中輪。香川県琴平町の金毘羅宮参道に原木があったことから名がつきました。
菊桜
【菊桜】(きくざくら)※ 岡山の旧制第六高等学校に原木があった桜で、花弁数は100〜180枚。がく裂片は全縁、副がく片があります。大阪造幣局では「六高菊」の名が付いています。
梅護寺数珠掛桜
【梅護寺数珠掛桜】(ばいごじじゅずかけざくら)※ 新潟県阿賀野市の梅護寺に原木があります。親鸞聖人が数珠を掛けた逸話が残っています。
須磨浦普賢象
【須磨浦普賢象】(すまうらふげんぞう) 神戸市の須磨浦公園にある普賢象の枝変わりから発見されました。時に二段咲きの花も混じります。
駿河台匂
【駿河台匂】(するがだいにおい) 江戸駿河台の庭園にあったもので、荒川堤で栽培されていた品種です。花に強い芳香があります。
紅普賢
【紅普賢】(べにふげん) 八重で大輪の花で、普賢象桜の変異したもので、より紅色が強いといわれます。
東錦
【東錦】(あずまにしき) 高木五右衛門「桜花集」(1904)に記載があります。「江戸」に酷似しています。
兼六園菊桜
【兼六園菊桜】(けんろくえんきくざくら) 石川県金沢市の兼六園に原木があった品種です。
天の川
【天の川】(あまのがわ) 枝がまっすぐ上を向いて伸び、花も全て上を向いて咲く独特の形状をしています。
御座の間匂い
【御座の間匂い】(ござのまにおい) 東京荒川堤にあった品種で、花弁は楕円形または円形で白色、先端に細かいギザギザが多少あります。正常な花弁が5〜7枚と旗弁が3〜5枚あります。
松月
【松月】(しょうげつ) 荒川堤由来の品種。平野神社の撫子桜は松月に近似との説もあります。
名称 : 京都府立植物園の桜 (4)
所在地 : 京都市左京区下鴨半木町 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2015/4/16、4/23(※) 京都府立植物園マップ
指定 : 指定なし
アクセス : 市営地下鉄烏丸線・北山駅下車すぐ 。
京都府立植物園のサトザクラの最盛期と晩期に訪問しました。さすがに4月23日ともなるとほとんどの桜の花は散ってしまい、咲いてる桜はほとんどありません。最後を彩るのは「菊桜」と「梅護寺数珠掛桜」のみでした。できれば超早咲きの桜を求めて、又来年早い時期から出かけてみたいなと思っています。
 京都府立植物園の桜は、大阪造幣局の通り抜け(開催期間は1週間)とは違い1ヶ月以上にわたり桜を楽しめますのでとても楽しみです。2015年、2016年に撮影した桜を6回に分けて掲載しています。品種のコメントは府立植物園のそれぞれの桜につけてあるプレートの解説を参考にしました。2016年、2018年、2023年にも訪問しています。

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(HP管理者)

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