日吉大社の走井杉と遮那王杉  (滋賀県大津市) 
(ひよしたいしゃのはしりいすぎとしゃなおうおおすぎ) 更新:2009年8月(2)
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日吉大社の走井杉 走井杉

豊臣秀吉が寄進した伝えられている日吉三橋の一つ・走井橋の傍らに立つ4本の大杉で、幹周/3. 8m〜5. 1m、樹高/34m。この名の由来は、秀吉寄進の清めの井・走井(はしりい)の近くにあることからつけられたといわれます。
日吉大社の走井杉

遮那王大杉

日吉大社への境内入り口付近、県道が東から南へと直角にカーブしているところに一本の大きな杉の巨木があります。幹周/5. 5mで「紗那王大杉」との標識が立っています。
遮那王大杉
遮那王大杉
紗那王大杉
遮那王大杉

日吉大社・二の鳥居 日吉大社参道の穴太積み石垣
日吉大社の二の鳥居から見る参道。 日吉大社参道の穴太積み(あのうづみ)の石垣。
日吉大社・西本宮 日吉大社・東本宮
西本宮の拝殿(手前)と本殿(国宝)。  東本宮。本殿(左側)は国宝に指定されている。
名称 : 日吉大社の走井杉と遮那王杉
所在地 : 滋賀県大津市坂本5-1-1 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2007/1/1、2005/10/30 日吉大社マップ
指定 : なし
アクセス : 京阪電鉄・石山坂本線「坂本駅」下車し徒歩10分。又はJR湖西線に乗り「比叡山坂本駅」で下車し西に徒歩約20分。 【車】湖西道路(西大津バイパス)・滋賀里ランプから北に折れ、県道47号を北に2.3km。駐車場あり。
日吉大社は、俗に山王権現とも呼ばれ、全国に約2000社ある日吉、日枝、山王神社の総社です。豊臣秀吉の幼名が日吉丸と呼ばれていたことでも有名で、猿を神の使いとしています。祭神は、大山咋神(おおやまくいのかみ:東本宮)、大己貴神(おおなむちのかみ:西本宮)。712年に書かれた日本最古の史書「古事記」にもその名が登場する歴史のある神社です。
 伝教大師・最澄上人が延暦25年(806年)に比叡山にて天台宗を開宗した際に、比叡山の神である日吉大神を天台宗の守護神として崇め 以後、日吉大神は山王権現とも称され、天台一門の守り神となりました。明治の神仏分離令までは神仏混淆の神社となっていました。
 境内はとても広く甲子園球場11個分の広さがあります。樹木が生い茂り聖域という名にふさわしい環境にあります。「走井杉」は境内入口を入るとすぐにある日吉三橋の一つ「走井橋」の傍にあります。
 「遮那王大杉」は三の鳥居の左側に聳えており、大杉のちょうど前は比叡山延暦寺への登り口にあたります。日吉大社には他にも重文の神輿や山王七社など見所もたっぷりです。坂本駅前には「大将軍神社のスダジイ」もあります。
(HP管理者)

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No.260