(岐阜県岐阜市) 更新:2018年4月(8)
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高桑星桜(原木)
境川右岸堤防上にある「高桑星桜」の原木です。周囲には後継樹が多く植えられています。
高桑星桜
花弁の先が細くなり、切れ込みがあります。星の形をしているから「ホシザクラ」ですね。
高桑星桜
結構花が長持ちするようで、2週間も持つようです。後期の方に咲く花は小さいとか。この画像は前期のものです。
高桑星桜
花のクローズアップです。
境川堤防の高桑星桜の桜並木
堤防上の道を挟んで両方に高桑星桜が植えられています。右側が境川。
高桑星桜の説明板
高桑星桜の説明板。宇宙にいった桜としても有名です。

高桑目覚桜
高桑目覚桜】 お椀のような形をした珍しい桜の花びらです。
高桑明月桜
高桑明月桜】 
高桑桜の説明板
「高桑桜」の説明板。古くからこの地に桜があったようです。
名称 : 高桑星桜
所在地 : 岐阜県岐阜市柳津町高桑5丁目、境川右岸堤防上 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2018/4/2 高桑星桜マップ
指定 : 指定なし
アクセス : 【車】名神高速・岐阜羽島ICから北に進み、県道46号→153号→157号を5.9km、「小熊高桑大橋北」を左折し150m先を左折し200m。
高桑星桜は、京都府立植物園にもありましたが、この境川右岸堤防上の高桑星桜が原木です。ちょうど犬を連れて散歩されていた地元の男性にお話しを聞くことができました。
 お話しでは、高桑星桜の原木が枯れそうになり、地域の大事な桜なので枯れてしまっては困るので16本の後継樹を周囲に植えたそうです。ところが原木はよみがえり毎年花を咲かせているそうです。そのために堤防上にはホシザクラの並木ができていました。
 花は一重の白色で、花弁は先が尖った星形をしており、ホシザクラの名前の由来になっています。緑の葉と共に咲きますので大島桜系です。この堤の桜は高桑星桜だけではなく、何種類かの珍しい桜を見ることができます。
 「高桑桜」の起源は古く15世記の室町時代にまで遡るようです。また明治時代に郡議・武三郎茂一が、“彼岸から4月までの期間中にいつもどこかに桜が咲いているように”との願いにより30種類、30株の桜を植えたということです。
 今に残る10種類が説明板に紹介してありましたが、訪問時に花が咲いていたのは、高桑星桜、明月桜、高桑目覚桜、山桜、染井吉野で、高桑箒桜は未開花でした。
 10年前の2008年に、高桑星桜の種子が国際宇宙ステーションに運ばれ、8ヶ月半の宇宙滞在後若田光一さんにより無事帰還しました。その種は近くの寺院に植えられて育っているそうです。
(HP管理者)

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