(石川県金沢市) 更新:2018年6月(14)
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猿丸神社のケヤキ
環境省巨樹巨木林DBには、幹周/6. 30m、樹高/20mなど、幹周5m以上が4本登録されています。
猿丸神社のケヤキ
鳥居から拝殿に至る参道の右手にあるケヤキ。(上の画像と同じ木)
猿丸神社のケヤキ
この根元に瘤があるケヤキが最も太そうでしたが、幹周は6.3mもありません。
猿丸神社のケヤキ
稲荷社のとなりにあるケヤキ。
猿丸神社のケヤキ
拝殿を中心に3本のケヤキが写ってます。
猿丸神社由緒
猿丸神社の由緒。
名称 : 猿丸神社のケヤキ
所在地 : 石川県金沢市笠舞3-23-21 ○地図リンク提供:マピオン
撮影日 : 2018/4/22 猿丸神社マップ
指定 : 金沢市指定保存樹林 (S61年10月31日指定)
アクセス : JR金沢駅から北鉄バスで「猿丸神社前」下車すぐ。
猿丸神社のある「笠舞」という地名は、猿丸太夫が都に行くため、犀川のほとりに差し掛かった時、突風で、被っていた笠が急に舞ったことから”笠舞“の名がついたと伝えられています。神社は、猿丸太夫を祭神として奉祀しています。
 由緒書きによれば、猿丸神社の創祀の由来は、三十六歌仙の一人で、小倉百人一首に「奥山に紅葉ふみわけ鳴く鹿の声聞聴く時ぞ秋は悲しき」の作者として知られる猿丸太夫の旧跡と伝えられます。本殿には十一面観音像も安置されており、毎年8月に観音講が行われるとのこと。
 境内にはケヤキの巨木が多くあり、幹周4m以上が少なくとも4本ありました。拝殿前の参道の左右にあるケヤキが大きそうですが、幹周6.3mという巨樹・巨木林DBにある巨樹は見当たりません。
 猿丸太夫(さるまるだゆう、さるまるのたいふ)は、百人一首の中でも有名な歌人の一人ですが、詳細不明とされている歌人の中の1人です。「古今和歌集」にその名前が出てきますが、歌はありません。「奥山の‥‥」は古今和歌集では詠み人知らずとしてのせられています。
 ちなみに、「大夫」とは五位以上の官位を得ている者の称です。むかし読んだことのある哲学者・梅原猛氏の『水底の歌』の中では、猿丸太夫を柿本人麻呂の別名とする仮説を展開しているのですが。とにかく謎だらけの人物です。
(HP管理者)

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No.1629